MAとはマーケティングオートメーションの略で、マーケティング活動を自動化・効率化するための仕組みやツールを指します。
株式会社SEデザインの調査によると、マーケティング業務の三大課題として「人材不足」「戦略設計」、そして「他部門との連携」が挙げられています。
特に大規模組織ほど、獲得した見込み顧客(リード)の情報を営業へスムーズに引き継げず、情報の分断が起きがちです。
MAの本質は、単なる情報の自動化ではなく、営業とデータを同期させ、全社で「商談創出」を最大化することにあります。
そこで本記事では、MAとSFA、CRMとの違い、MAを導入のメリットや基本機能を踏まえ、おすすめのMAツールを紹介します。
BtoB向け、BtoC向け、それぞれのMAツールについても紹介していますので、MAの導入を検討している企業は、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
MA(マーケティングオートメーション)とは?

MAとはMarketing Automation(マーケティングオートメーション)の略です。
わかりやすくいうと「マーケティング施策に関わる業務を自動化して、マーケティング活動を効率化する仕組み」を意味します。
また、ビジネスにおいてこれらのマーケティング活動を実現するためのツール(MAツール)も多く開発されている中で、ツール自体をMAと呼ぶことが一般的になっています。
かつて、マーケティングや営業におけるリード情報の管理やメール配信などに関わる業務は手動で行われていました。
しかし、人力によるミスを招いたり、作業量が膨大すぎて時間がかかったりするなど非効率な面が指摘されていたのです。
またインターネットやスマホの普及により、リード獲得のチャネルの複雑化や、ニーズに合わせたリード育成の必要性などに迫られました。
このような背景からマーケティング施策も多様化し、人の手による管理や実施には限界が生まれたのです。
そこでMA(マーケティングオートメーション)が登場しました。MAにより、「さまざまなマーケティング施策の実行やそれに伴うデータ管理の自動化・効率化が実現する」のです。
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MAでできること

MAを導入することで、見込み顧客一人一人にパーソナライズされたコミュニケーションをとることが可能になります。
具体的には、リードジェネレーション(見込み顧客を獲得するための活動)やリードナーチャリング、リードクオリフィケーション(育成したリードを抽出する作業)を自動化できます。
関連記事:【2026年】MAツール(マーケティングオートメーション)とは?13製品を徹底比較
MAとCRM/SFAの違い

MAのように業務をサポートしてくれるツールはさまざまな種類があります。そのなかでもMAと同じくらい広く普及しているのがCRMやSFAです。
ここではCRM/SFAとMAの違いについて解説します。
MAとCRMの違い
CRMとはCustomer Relationship Managementの略で、日本語では「顧客関係管理」と言います。
その名の通り顧客との関係性を築くための手法で、現在ではそのためのツールもCRMと呼びます。
CRMにより顧客との信頼関係を構築して顧客エンゲージメントを高め、リピーター獲得や解約率低下、クロスセル・アップセルによる売上拡大などを実現します。
そのためにCRMには以下の機能が搭載されています。
- 顧客情報管理
- 商談履歴・お問い合わせ履歴管理
- 取引履歴(購買履歴)管理
- メール配信・内容管理
- キャンペーン管理
このようにCRMには顧客との関係を構築するためにマーケティング機能が搭載されており、MAと混同されやすいツールです。
CRMについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:CRMとは?意味や機能・おすすめの顧客管理ツールをわかりやすく解説
しかしMAはリードの獲得・育成などマーケティングセールスプロセスの前段階を担っているのに対し、CRMは顧客との関係性に焦点を当てているので受注獲得や受注後のプロセスを主な目的としています。
そのためCRMは、主にインサイドセールス部門・営業部門・カスタマーサクセス部門など幅広く利用されています。
CRMとMAの違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:CRMとMAの違いとは?主な特徴と最適なツールの選び方
MAとSFAの違い
SFAとはSales Force Automationの略で、日本語では「営業支援システム」を意味します。
営業に関わるデータや数値を一元管理し、営業活動の可視化や分析に役立てるためのツールです。
SFAにより営業活動を可視化して進捗管理や属人化解消を実現したり、商談の成功パターンを導いて営業活動の標準化をしたりできます。
そのためにSFAには以下の機能が搭載されています。
- 顧客情報管理
- 案件管理
- 商談履歴管理
- 営業アクション管理
- 売上管理
このようにSFAは営業に特化した機能を持っており、自社の営業活動の効率化が期待できるツールと言えます。
そのため、MAのようなメール配信やキャンペーン管理などのマーケティング施策機能は搭載されていないことが一般的です。
つまりMAはマーケティングに特化したツール、SFAは営業に特化したツールという明確な違いが存在します。
そのためSFAはインサイドセールス部門や営業部門など営業に関わる部署で多く使われています。
SFAについての詳細は、こちらの記事で解説しています。
関連記事:
MAとSFA/CRMを連携して最大の効果を得る
MAとSFA/CRMは共通している機能はあるものの、導入の目的や使うべき部署は異なります。
しかしリード獲得から受注までのマーケティングセールスプロセスは連動しています。
したがって一連のプロセスで使われているツールも連携することで、情報共有やデータ連携をスムーズにします。
WEB上の行動やメールなどの履歴を蓄積できるMAの情報は、営業にとっても価値の高いものです。
たとえば初回訪問の際、訪問先が流入してきた経路や興味を持ったコンテンツを事前に把握しておけば、効果的な提案ができますよね。
またMAとSFA/CRMの連携によって、氏名・会社名・住所・連絡先などのリード情報も自動で同期されます。
入力の手間や手入力によるミスを防ぎ、業務の効率化にもつながるでしょう。
MAとのSFAの連携については、こちらの記事内で詳しく解説しています。
関連記事:MAとSFA連携でマーケティング・営業を強化する方法|MA・SFA・CRMの違いと特徴とは?
MA導入のメリット・デメリット

MA導入にはさまざまなメリットがあり、うまく活用すると大きな効果が期待できます。その一方で企業によってはデメリットとなる点もあるので、注意が必要です。
そこでMAのメリット・デメリットを詳しく解説します。
MA導入のメリット
MA導入の最大のメリットは「マーケティング活動の効率化」と「マーケティングに関わるデータの一元管理」です。
しかし、組織の営業力を根本から高めるメリットは他にもあります。ここでは主な4つのメリットを解説します。
1.膨大な顧客データの一元管理と関心の可視化
人手では管理しきれない膨大なリードの属性情報や、Webサイトの閲覧履歴などの行動データを一つのデータベースに統合します。
「誰が・いつ・何に興味を持っているか」がリアルタイムに可視化されるため、アプローチの基盤が整います。
2.ニーズに応じた「最適なアプローチ」の自動化
従来のマーケティングでは、リードの購買意欲に関わらず一律のメール配信しかできませんでした。
しかしMAを導入すれば、顧客の興味関心や検討フェーズでセグメント(分類)し、適切なタイミングで最適な情報を自動配信できるため、着実に購買意欲を高められます。
3.長期追客の自動化による「対応漏れ」「放置」の防止
人手による運用では、購買意欲がまだ低いリードへの対応が漏れたり、過去に一度だけ接点があった休眠顧客を放置したりといった「チャンスロス」が頻発します。
MAであれば、過去の接点を紐づけながらシナリオに基づいて自動で追客を継続できるため、アプローチの漏れをなくし、組織の営業資産を無駄にしません。
4.確度の高い商談創出と、営業部門の受注率向上
購買意欲が十分に高まったリードを自動で抽出し、ベストなタイミングで営業部門へ引き継ぐことができます。
営業担当者は「今、最もアプローチすべき確度の高い商談」にリソースを集中できるようになるため、組織全体の営業効率と受注率が大幅に向上します。
MA導入のデメリット
MA導入は多くのメリットを生みますが、企業によってはデメリットともなりえる点もあります。
配信するメルマガの内容やホワイトペーパーなど、マーケティング施策の「中身」は自社で製作しなければいけません。
またキャンペーンの設定やメール配信のシナリオ作成なども、自社での対応が必要です。
そのため運用体制の構築やリソースの確保をしなければ、安定的にMAを運用できません。
またMAは継続的に利用料金がかかります。
自社のマーケティング戦略や業務内容に合わないMAを選定してしまうと、充分に活用できていないのにコストばかりがかかってしまうという事態にもなりかねません。
選定時にはデメリットも含め、様々な製品を比較検討し、自社にマッチしたMAを選びましょう。
MAの主な機能

MAにはマーケティング活動を自動化・効率化するためのさまざまな機能があります。
ツールによって具体的な機能は異なりますが、多くの製品では以下の機能が搭載されています。
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顧客情報管理機能
一般的なMAには顧客情報を管理する機能があります。顧客(見込み客/リード)に関する多様な情報を一元管理できます。
管理できる情報は、氏名・会社名・連絡先などの基本情報だけではありません。
年齢・性別・居住地などの属性情報や、サイト閲覧履歴やメール開封履歴などのWEB上の情報、展示会やセミナーへの参加履歴、趣味・嗜好や購入履歴まで細かい情報を管理できます。
関連記事:顧客管理方法で適切なツールはどれ?4つの顧客管理ソフトのメリット・デメリット紹介
スコアリング機能
MAは各リードに点数(スコア)をつけるスコアリング機能が搭載されています。
スコアはリードの行動に応じて異なります。たとえば「メルマガを開封したら2点」「メルマガのURLをクリックしたら5点」「資料請求をしたら10点」などです。
累積スコアによってリードの関心度を数値として測ることができます。
スコアが高いリードほど購買意欲も高いと判断できるため、最適なタイミングで商談を創出できれば受注の可能性が高まるのです。
関連記事:MAツールを活用したスコアリング機能・方法から事例まで解説!
メールマーケティング機能
メールマーケティングはWEBマーケティングのなかでも代表的な施策であり、メルマガやステップメールなどさまざまなメール配信手法があります。
MAのメールマーケティング機能を活用すれば、一括配信やセグメント配信などが可能なので、さまざまなメールを配信できます。
また開封率やクリック率などを分析できるため、曜日や時間帯を変えて配信したりタイトルを変更してA/Bテストを実行したりすることも可能です。
メールマーケティングやステップメールについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
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キャンペーン機能
キャンペーンの配信も、リード獲得やコンバージョン獲得には効果的です。
MAにはキャンペーンのシナリオを設計して実行する機能が搭載されています。
たとえば「商品紹介ページを〇秒間閲覧しているユーザーには、ポップアップで割引クーポンを提示する」「スコア〇点以上のリードには無料お試しキャンペーンをメールで配信する」などの施策を行えます。
キャンペーンの利用率なども測定できるので、どのキャンペーンが有効なのかを検証できます。
フォーム作成・LP作成機能
MAを使えば、お問い合わせフォームやLP(ランディングページ)の作成も可能です。
自社サイトにフォームやLPを追加したい場合、通常であれば社内エンジニアや社外のWEB制作会社などに依頼しなければいけません。
しかしMAの機能を活用すれば自分でフォームやLPを作成でき、時間もコストも削減できます。
フォームを作成したマーケティング(フォームマーケティング)については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:フォームマーケティングとは?メリットとおすすめツール・サービス8選|メールマーケティングとの違い
アラート機能
リードがアクションを起こした際に、社内のメンバーにアラートで通知することができます。
マーケティング部門だけでなく営業部門にもアラートを配信することで、営業チャンスを逃しません。
たとえば「以前資料請求したリードが料金表をダウンロードした」となると、いよいよ導入を検討している段階だと予測できるため、スピーディーに対応することで受注可能性が高まります。
アクセス解析機能
MAのアクセス解析機能とは、「見込み顧客のweb上の行動把握に特化した機能」です。
MAにはリードとして獲得した見込み顧客に対し、サイトへのアクセス状況やサイト内行動を分析できるアクセス解析機能が備わっています。
アクセス解析機能が備わっていることにより、特定のリンクをクリックした見込み客に対して、コンテンツを送ることも可能です。
見込み顧客のサイト内行動に応じた施策が打てるので、リードの育成、リードの質の見極めにも効果的だと言えるでしょう。
関連記事:アクセス解析とは?目的・指標・手順とおすすめツール9選
SFA/CRM連携機能
MAによってはSFAやCRMと連携できる機能があります。
連携可能なツール同士であれば、簡単な作業のみで連携が可能です。
ツール同士を連携することで、データの自動同期ができるようになります。
MAに蓄積されているリード情報やオンラインの行動履歴などをSFA/CRMに同期できるため、情報共有が円滑になりスピーディーな対応が可能になるでしょう。
API連携機能
あらかじめ連携可能なツール以外でも、外部のクラウドサービスやソフトウェアを連携することもできます。
別々のツール同士を連携できるAPI(Application Programming Interface)機能があるMAであれば、ツール同士でのデータ同期や機能追加などが可能になります。
MAツールの活用に欠かせない3つのポイント

MAの機能を理解した上で、次にMAツールを活用するために欠かせない3つのポイント(リードジェネレーション、リードナーチャリング、リードクオリフィケーション)の3つを解説します。
MAを使用する際に出てくる用語でもありますので、ぜひ押さえておきましょう。
リードジェネレーション
リードジェネレーションとは、見込み顧客の獲得を意味します。ビジネスで売上や利益を上げていくためには、顧客数を増やしていかなければいけません。
ただし、顧客数をダイレクトに増やしていくのは特にBtoBビジネスでは非常に困難なため、まずは見込み顧客(リード)を獲得していく必要があるわけです。
関連記事:リードジェネレーションとは?意味や手法・おすすめのツール3選を紹介
リードナーチャリング
見込み顧客を獲得できたとしても、自然に商品やサービスを買ってくれることはほとんど無いと言っていいでしょう。
より自社の商品やサービスに興味を持ってもらえるように、見込み顧客を育成(ナーチャリング)していく必要があるわけです。
MAを活用することで、様々な設定で見込み顧客を育成する施策を打つことができます。
関連記事:リードナーチャリングとは?意味や手法・リードジェネレーションとの違いを解説
リードクオリフィケーション
リードナーチャリングによって「育成」ができたとしても、全てのリードが商品・サービスの購入につながるわけではありません。
MAツールを活用し、育成したリードを抽出(選別)することで、効率よく営業にリストを渡すことが可能になります。
リードクオリフィケーションを実施するためには、前述の「スコアリング機能」を活用して、抽出を行います。
スコアリングをしてリードを絞り込む「リードクオリフィケーション」についてはこちらの記事をご参考ください。
関連記事:リードクオリフィケーションとは?効果的なスコアリング方法も解説
MAツールの選び方・比較ポイントは?

MA(MAツール)にはさまざまな製品があり、選ぶのに迷ってしまうという人も多いのではないでしょうか。
そこでここからはMAツールの選び方や比較ポイントを3つの視点から解説します。
こちらの資料ではBtoBビジネスのためのMAツールの選び方について詳しく解説しています。
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自社の導入目的が明確化
具体的なMAツールを選ぶ前に、大前提として自社の導入目的の明確化が必要です。
よくある失敗として、「他社が使っているから」「流行りだから」と導入自体が目的化し、結局何に使えばいいか分からなくなるケースが後を絶ちません。
まずは自社の課題やボトルネックを明らかにし、解決に必要な機能を持つツールを選びましょう。
運用における人的リソースやスキルに見合っているか
MAツールは導入しただけで自動的に成果が出るわけではありません。メール本文の作成、配信リストの整理、配信後の数値分析と改善策の立案など、日々の運用には確実なリソースが必要です。
特に、多機能すぎるツールは複雑なシナリオ設計や高度な分析スキルが求められ、「マーケティング初心者には難しすぎて、一部の担当者に業務が属人化してしまう」という失敗に陥りがちです。
自社の体制で本当に使いこなせる「難易度」かどうか、しっかり判断しましょう。
立ち上げから定着までを支えるサポート体制が整っているか
初めてMAツールを導入する、あるいは他社ツールから刷新する場合、ベンダー側のサポート体制は必須の比較ポイントです。
せっかく高額なツールを導入しても、初期設定等で行き詰まり、コストだけが垂れ流しになる事例は非常に多いです。
MAツールによって、「メールでのサポートあり」「電話でのサポートあり」「電話・メールでのサポートのほか月1回のレポート提出」などサポート内容が異なります。また、プランによってサポートの有無が異なるMAツールもあります。
サポートがあるかどうかだけでなく、支援の深さまで確認しておく必要があるでしょう。
MAツール導入でよくある失敗

「複雑なマーケティング施策を自動化したい」「営業プロセスを仕組み化したい」と大きな期待を込めてMAを導入したものの、現場に定着せず失敗に終わる企業は珍しくありません。
失敗原因はさまざまですが、よくある失敗例を紹介します。これらの失敗例から、MA導入時にはどのような点に注意すべきかを考えておきましょう。
MAツールの導入の失敗パターンや検討すべきチェックポイントについて、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。
関連記事:MAツールの導入に失敗する理由とは?検討すべき3つのポイント
「高機能=成果が出る」という誤解と設定の複雑化による挫折
多くの大規模企業では、将来的な拡張性や「大は小を兼ねる」という心理から、海外製の超多機能なトップクラスのツールを選びがちです。
しかし、機能が豊富であるということは、それだけ「初期設定やシナリオ構築の難易度が上がる」ことを意味します。
自社のリソースやノウハウが追い付かないまま複雑なツールを導入した結果、設定画面の難解さに挫折し、なかなか運用を始められないというケースは珍しくありません。
現場の運用スキルを無視した「シナリオ設計の肥大化」
MAは「誰に」「いつ」「何の」情報を届けるかというシナリオ設計が重要です。多機能ツールを使うと、つい複雑な追客シナリオを組みたくなります。
しかし、組織の運用スキルに見合わない肥大化したシナリオは、ボトルネック分析が困難になり、最終的にはメンテナンスすらされなくなる恐れがあります。
結果として「高い月額費用を払っているのに実態はただのメルマガ配信機」という最も避けたい形骸化を招くのです。
担当者の属人化とベンダー頼みのサポートの限界
複雑すぎるMAツールは、「社内で扱える人間がAさんのみ」といった属人化を引き起こします。その担当者が異動・退職した瞬間、運用のノウハウが途絶えてシステムが完全にブラックボックス化してしまうのです。
「ベンダーのサポートあるから大丈夫」と思っていても、ツール自体が難解すぎると、質問すること自体に高度な知識が必要になり、ベンダーの支援を現場の定着にまで活かしきれなくなってしまいます。
おすすめのMAツール

それでは、ここからはMazrica Business Lab.がおすすめするMAツールを紹介します。
BtoBビジネスとBtoCビジネスでは購買プロセスが異なるため、マーケティングでも違ったアプローチが必要です。
そのためBtoB向けMAツールとBtoC向けMAツールに分けて紹介していきます。
尚、各社のMAツールについては、こちらの資料でも詳しく解説しています。
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BtoB向けMAツール
BtoBビジネスは、購買担当者や決裁者など関係する人物が多くなり、購買決定にかかるプロセスも複雑化します。
そのためリードタイムも長期化する傾向にあります。
それゆえマーケティング部門では、購買担当者に最適な情報を発信することで関係性を構築して関心度を高め、決裁者へのアプローチの土台作りが求められます。
受注に向けて重要な役割を担うフェーズのため、BtoB向けMAツールの導入により、タイミングやチャネルを間違わずに施策を実行できるでしょう。
そこでBtoBビジネスの成果を高められるMAツールを4製品紹介します。
BtoB向けのMAツールについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
関連記事:BtoB向けMA10選!セールス・マーケティングの考え方やツールを紹介
■Mazrica Marketing

Mazrica Marketingは見込み顧客の創出から営業案件の成約までが1つのツールだけで完結するMAツールです。
マーケティングと営業のデータ連携をシームレスに実現できるため、どのマーケティング施策が成約につながったのか?マーケティング・営業プロセスのどこ課題があるのか?などが明確になります。
リスト獲得後の進捗管理も行いやすく、標準レポートも付いているので、ツールの導入コスト、運用コストを抑えることが可能です。
特に営業データを基にしたマーケティング活動の実行ができるという点は他社にはない、大きな特徴と言えるでしょう。
▶︎▶︎Mazrica Marketingのサービス紹介資料を無料ダウンロードする
【利用料金】
初期費用:無料
月額157,500円〜※5人のユーザー利用料を含む
追加ユーザーあたり月額9,500円
【URL】https://mazrica.com/product/mazrica-marketing/
■Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot)

Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot)はセールスフォース社が提供するMAツールで、同社のSFA「Sales Cloud」との連携が可能です。
リードのオンラインの行動を細かく分析してスコアリングでき、より確度の高いリードを抽出して質の高い商談を創出できます。
レポート機能も充実しており、各施策がどのくらいの効果があったのか可視化できます。
またSales Cloudとの連携で商談や受注の状況を確認できるため、リードの質を評価することもできます。
【利用料金】
※すべて税別・年間契約
・Growth:月額150,000円
・Plus:月額300,000円
・Advanced:月額480,000円
【URL】
https://www.salesforce.com/jp/products/marketing-cloud/marketing-automation/
■Marketo Engage(マルケトエンゲージ)

Marketo Engageは全世界5,000社以上もの導入実績をもつMAです。
キャンペーンの作成やメールマーケティングのほか、SNSやWEB広告の管理、モバイルデバイスに特化したマーケティング施策の管理なども可能。
さまざまな施策の実行や管理を一つのツールで行えるため、作業の効率化や情報共有の円滑化が期待できます。
またAIが搭載されており、マーケティング活動をよりサポートしてくれる点も特徴です。
【利用料金】
お問い合わせ
【URL】
https://jp.marketo.com/software/marketing-automation/
■HubSpot(ハブスポット)

HubSpotはマーケティング、営業、カスタマーサクセスなどの部門で活用できる各ツールを提供しており、すべてのツールを連携して利用できるプラットフォームです。
MAとしての機能をもつ「Marketing Hub」は、コンテンツマーケティングやメールマーケティング、LPやフォームの作成、SNSマーケティングなどを実施できます。
多機能ではありますが、プログラミングやデザインの知識がなくても利用できる点もメリットです。
【利用料金】
・Starter:月額5,400円/年額64,800円
・Professional:月額96,000円/年額1,152,000円
・Enterprise:月額384,000円/年額4,608,000円
※上記はMarketing Hubの価格
【URL】
https://www.hubspot.jp/products/marketing
BtoC向けMAツール
次にBtoCビジネスに最適なMAツールを紹介します。
BtoCビジネスでは、高額商材でない限り購買プロセスは至ってシンプルです。
またBtoBに比べて、リードの感情や嗜好が購買確度に影響します。
それゆえMAを活用して適切にリードへアプローチし、関係性を構築しなければいけません。
以下で紹介するMAツールを参考に、BtoCビジネスを活性化しましょう。
■b→dash(ビーダッシュ)

b→dashはデータマーケティングの機能が充実しており、データドリブンなマーケティング活動をしたい企業におすすめのMAです。
最大の特徴は、独自の技術を使ってデータを処理・加工・活用できる「データパレット」。
マーケティング活動に関わるあらゆるデータを統合し、PDCAを回すことができます。
また通常のメールだけでなく、SMSやLINEなどからリードへのアプローチも可能。
さまざまなチャネルを活用してリードを育成します。
【利用料金】
お問い合わせ
【URL】
https://bdash-marketing.com/
■SHANON MARKETING PLATFORM(シャノンマーケティングプラットフォーム)

SHANON MARKETING PLATFORMは、オフラインチャネルからのリード育成にも最適なMAです。
近年のMAはWEBサイトやSNSなどオンラインのマーケティング施策を軸に設計されていますが、本製品はセミナーやイベントなどのオフライン施策にも対応しています。
オフラインマーケティングならではの準備や運営、アフターフォローなどの作業を効率化するだけでなく、オンライン施策のデータと併合して分析することで、より細かくユーザーのニーズに合わせた施策を実行できます。
【利用料金】
お問い合わせ
【URL】
https://www.shanon.co.jp/
■Adobe Campaign(アドビキャンペーン)

Adobe Campaignは多様なキャンペーンの作成や配信が可能なMAです。
作成したキャンペーンをメールやアプリなどのオンラインチャネルで配信できるほか、オフラインでの施策も連携可能。
さまざまなデータを統合して分析できます。
またセグメントやパーソナライズの機能もあるため、細やかな対応が可能になりリードの購買意欲を後押しするでしょう。
【利用料金】
お問い合わせ
【URL】
https://business.adobe.com/jp/products/campaign/adobe-campaign.html
関連記事:主要MAツールの費用を徹底比較【表付き】|おすすめツールと選び方を解説
終わりに
人手によるリードの獲得や育成は、ミスや対応漏れが発生したり、膨大な時間と手間がかかってしまったりすることがあります。
MAツールは、こうしたリスクを回避して効率的なマーケティング活動を仕組み化するための強力な武器です。
またMAツールにはマーケティング施策に関係する多様なデータを蓄積できるため、データをもとにしてより効果的なマーケティング戦略を立案できるのもメリットです。
しかし、どれほど高機能なツールでも、現場が使いこなせなければ形骸化し、営業とのデータの分断を生むだけです。
真に成果を出すMA導入は、単なる作業の自動化ではなく、SFAとリアルタイムに同期して全社で商談を最大化させるインフラを築くことにあります。
ぜひ本記事で紹介したMAツールを参考に、自社の現場・マーケティング活動に定着する最適なパートナーを選びましょう。
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