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お客様事例

新会社の立ち上げを機に、営業プロセスの見える化と次世代のマネジメントを支える仕組みづくりへ

ステアリテール株式会社

業種
製造・メーカー
従業員数
500名〜1000名
営業タイプ
BtoB
課題
営業情報の属人化 営業活動の可視化 情報共有 組織強化

絞り込み

ステアリテール株式会社 リテール事業本部 本部長代理 岡野 宏 様

序文
ステアリテール株式会社は、NECプラットフォームズのPOS関連事業を承継し、2025年8月に発足した会社です。発足当初は営業管理を一時的に独自開発ツールで運用しながら、早い段階から自社の体制に適した営業基盤の整備に着手しました。目指したのは、営業活動の可視化と、次世代のマネジメント層が自ら判断し組織を動かせる環境を整えることでした。今回は、リテール事業本部の岡野宏様に、導入の背景と今後の活用イメージについて伺いました。

<岡野様のコメント>
「次のマネジメント層が、担当マーケットの攻略や業績創出に向けて、ヒト・モノ・カネをどう投入するかを自分たちで数字や状況を見ながら判断し、動いていけるPDCAサイクルを構築したかったんです。」

はじめに

ステアリテール株式会社について教えてください。

当社は、飲食店、ガソリンスタンド、小売店向けに、POSやICTに関わる機器やシステムを提供しています。皆さまの身近な現場で使われるサービスやハードウェアを、企画、開発、生産、営業、構築、保守まで一貫して提供しているのが特徴です。フードサービス向けの「FoodFrontia」、SS向けの「Ascrest」、POS端末の「TWINPOS」シリーズなど、業種や使い方に合わせた製品も展開しています。

目指しているのは、先進の技術で社会や暮らしを前に進め、小売や店舗の現場に新しい価値を届けることです。そのために、「先見」「共創」「スピード」を大切にしています。

また、日々の事業運営や営業の現場では、顧客に長く価値を届けることを重視しています。機器を導入して終わりではなく、その後の運用や保守まで顧客との関係性が続くからこそ、顧客の顕在化している困りごとだけでなく、潜在的な課題に向き合って、期待を超える提案や対応を続けることを大事にしています。

岡野様の役割についても教えていただけますか?

私はリテール事業本部に所属していて、企画と営業をつなぐ立場で業務をしています。リテール事業本部には、企画の部門と、北海道から福岡までを担当する営業チームがあり、全体で約120名の組織です。私自身は、企画と営業の両方に関わる立場で業務に携わっており、経営管理本部とも連携しながら仕事を進めています。

新会社の立ち上げをきっかけに、営業の仕組みづくりを

CRMツールの導入の目的はどのようなものでしたか?

CRMツールを入れた目的は、新会社として営業活動を支える仕組みを整えることでした。NECプラットフォームズでは他社ツールを使っていましたが、新会社としてスタートするにあたり、営業管理の仕組みも当社に合った形でつくり直す必要がありました。

そこで、営業の状況や案件の進み具合が見えるようになり、必要な情報をもとに意思決定ができる環境を整えたいと考えました。また、顧客情報や営業情報を整理し、部門をまたいで使えるようにすることで、顧客接点時間を最大化するとともに、間接業務の効率化による業務生産性の向上を図りたいと考えていました。

独自開発ツール中心の運用で、手間も多く、情報活用にも限界が

導入検討時に抱えていた課題について教えてください。

新会社が発足してしばらくは、営業管理を一時的に独自開発ツールで行っていました。そのため、日々の報告や管理に手間がかかり、営業担当者も管理する側も負担が大きい状態でした。

また、入力される情報の中身や細かさにばらつきがあり、その情報をもとに作る報告資料や集計資料の正確さにも課題がありました。案件の情報や顧客とのやりとりで得た情報を十分に管理できておらず、必要な情報をすぐに見たり使ったりしにくい状態でした。

このように報告や集計に改善の余地があることも課題でしたが、実は私がもっとも大きな課題だと感じていたのは、これから組織を担うメンバーが、適切な情報により判断できる環境が十分に整っていなかったことです。

30代・40代のメンバーには、それぞれがマネジメントする経営資源(人・もの・金・情報)を有効に活用しながら、自身の考えだけでなく、周囲のメンバーと有益なコミュニケーションを行い、スピードを持った行動をしてほしいと思っています。そのためには、当社の事業に合った細かさで情報を認識し、日々の管理だけでなく、組織全体の運営にも活かせる基盤が必要でした。

営業の状況がわかりやすく、今後も広げて使えることがMazricaを選ぶ決め手になった

最終的にMazricaを選んだ決め手は何でしたか?

コスト面に加えて、当社が重視していた「営業の状況が見えること」と「営業の土台として長く使っていけること」に、Mazricaが最も合っていると感じたのが大きな決め手でした。比較の中では、特定の業務に強みを持つツールもありましたが、当社としては一部の便利さよりも、営業全体を支える仕組みとして使いやすいことを重視しました。

▼CRMツール選定における必須要件の評価結果

Mazricaは、画面も比較的わかりやすく、顧客情報や案件情報などをまとめて扱えることも評価のポイントでした。また、今後ほかの業務やデータともつなげながら使い方を広げていける点も魅力でした。

加えて、AIを搭載した企業データベースであるMazrica Targetも選定の後押しとなりました。企業情報や組織、キーパーソンを把握することで顧客理解を深め、提案につなげていけるイメージを持てたことがその理由です。

顧客をもっと知り、次の提案に活かす。Mazricaを営業の土台として活用へ

今後、Mazricaをどのように活用していく予定ですか?

まずはMazricaを営業活動基盤として、2026年4月から本格的に使い始め、商談の内容や顧客の課題、これまでのやり取りなどを蓄積して、次の提案や判断に活かしていく予定です。そのうえで、本当に必要かを見きわめながら、会計や基幹システム側のデータ連携も検討し、より実際の業務に役立つ形へ育てていきたいと考えています。

▼今後の活用イメージ(業務フロー)図

現在、Mazrica Salesの案件ボードでは「流通」「SS(ガソリンスタンド)」「パートナービジネス」の3つの案件タイプに分けて案件を管理しています。すでに「流通」、「パートナービジネス」ともに数千件の案件が登録されています。「パートナービジネス」は代理店経由の案件が多く、営業プロセスの起点が「流通」とは異なります。ですので、チームごとにプロセスを分けて管理できる機能は、現場でも好評です。

▼案件タイプ機能を使い、チームごとに独自のプロセスで案件を管理

Mazrica Targetは、提案前の準備や商談の進め方を考える場面で活用していきたいと思っています。必要な情報をその都度調べ直す手間を減らし、スピードと品質の両輪を高めながら顧客対応につなげていきたいです。

取引先情報は本社・支店のような親子関係を含む階層構造で管理しており、約15万件のデータをインポート済みです。この仕組みにより、ガソリンスタンドや関連会社を絞り込んで優先的に攻めるべき企業を明確にしたり、親会社単位で売上や案件数を把握したりすることが可能になります。案件の質や全体状況の可視化にも活用していく予定です。

▼Mazrica Targetでは、アプローチ先の企業概要だけでなく、把握しておくべきポイントやその企業の市場ポジションも確認できる

Mazrica BIは、経営管理本部での事業計画や、数字の把握にも使っていきたいと考えています。営業の状況を把握するだけでなく、必要に応じて実績や計画の情報とも組み合わせながら、より実務に役立つ見方(成果の伸長、課題の克服)ができるようにしていきたいです。

特に、ダッシュボードを経営改善のツールとして活用することを重視しています。たとえば、データ登録件数が最新の状態に保たれているか、競合案件の動向はどうか、商談件数が想定より少ない・多いといった異常値や傾向を、経営視点からリアルタイムで把握し、改善アクションにつなげていける環境を目指しています。

また、見積や帳票、承認など、営業のまわりにある仕事についても、現場にとって使いやすい形を検討していきたいです。

BIの構築は現在計画中で、2026年月6末までには初版の作成を予定しています。現在導入を進めている会計システムとのデータ連携も視野に入れており、どのようなデータを見たいかという具体的な要件を固めながら、実務に直結するBI環境を整えていきます。

▼Mazrica BIデモ画面:各種指標がダッシュボードやグラフで表示されるので、ひと目で現状が把握でき次のアクションへとつなげられる。

今後の展望とMazricaに対する期待値をお聞かせください。

Mazricaに期待していることは、大きく二つあります。一つは、顧客満足度を永続的に見える化していくこと、もう一つは、営業全体の活動生産性を継続的に向上していくことです。営業の現場で得た情報を、顧客の声や反応の把握に活かすとともに、よりよい提案や対応につなげていけるようにしたいと考えています。

また、当社の仕事はサービスや製品を納入して終わりではなく、その後も何年にもわたって顧客との関係が続いていきます。だからこそ、過去に入れた案件がその後どうなっているのかも見ながら、長い目で運用を発展させていきたいです。

今後は、市場の変化や計画、リソースの使い方、対策がうまく進んでいるかどうかなども見えるようにし、営業担当者や管理職自身も、自分たちの動きや成果を振り返りながら成長できる環境を整えていきたいと思っています。

 

 

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