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業務効率化のために様々なツールを利用している企業は多いでしょう。

クラウドサービスやソフトウェアなどで業務効率化を図ることが標準化している現代で、一歩先を行く業務効率化の手段としてロボットによる業務効率化の技術「RPA」が注目されています。採用難からの人材不足に悩む企業にとっては、画期的なこの技術。

具体的にどのような業務を補うことができ、導入によってどのようなメリットがあるのかを本記事にて解説します。

RPA/デジタルレイバーとは?

「RPA」は「Robotic Process Automation」の略であり、ロボットによる業務の自動化を表す言葉です。デジタルレイバー(仮想知的労働者)という言葉に置き換えられることもあります。

ロボットや労働者と言われると、実像のあるものだと思う方もいるかもしれませんが、デジタルレイバーはソフトウェアなので実体はありません。

RPAは、人間がAIに予め学ばせたルールや、AI自体がデータから学習した知識などを使って、ブラウザやクラウドなどを駆使して作業を処理してくれます。

現代では主にバックオフィス業務にて活躍します。
特にRPAとの相性が良いとされている業務は、一定のルールに従って繰り返されるものや、プロセスの実行に3名以上のリソースが求められるもの、人的ミスが起こりやすいものなどがあげられます。

RPAを導入することによって日々のルーチンワークから解放されたり、人的リソースを減らしたりすることができ、社員はPDCAを検証する時間や対面で会う時間など、より売り上げに結び付く時間を増やすことができるのです。

関連記事:AIエージェントとは?導入メリットやビジネスでの活用法・成功事例【2025年最新】

なぜRPAは急速に注目を集めているのか

近年RPAが注目されている背景には、日本の社会問題や労働環境があります。

近いうちに訪れるロボットと協業する時代を迎えるにあたり、まずはなぜRPAがこんなにも注目を集めているのかを紐解いてみましょう。

労働人口の減少

現在の日本は極めて急速な少子高齢化社会となっています。

高齢者(65歳以上)の人口割合は、2013年に25%を超えた後も上昇を続け、令和6年10月1日時点では29.3%に達し、主要国の中では引き続き最高水準となっています。

また、出生率の減少によって総人口が減少していく中、労働力のメインとなる生産年齢人口(15歳以上65歳未満)も、2000年以降一貫して減少の一途を辿っています。

出典:内閣府「令和7年版高齢社会白書」、総務省統計局「人口推計」

国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、生産年齢人口は2065年には約4,500万人にまで減少すると予測されており、高齢化の進展に伴い、現役世代1人当たりの高齢者を支える負担は増加し続けています。

政府の就業支援や外国人労働者の受け入れなどの施策をもってしても、労働人口の減少は食い止めることができていないのが現状です。
その減少した労働人口を補う方法として注目されているのがRPAなのです。

製造業などではITやロボットの技術が活用されていますが、その業務範囲を事務作業などのホワイトカラー業務にまで広げることで、ロボットが日本の労働力となってくれるのです。

関連記事:人手不足の原因とは?営業パーソンの人材不足を解消する2つの方法

働き方改革

2016年に安倍内閣が提唱した「働き方改革」は、今までの日本の企業文化や風土を変え、ワークライフバランスを実現して労働生産性を向上させようとする動きです。
実際に、自社でも福利厚生が見直されたり残業時間が減ったりしたという方もいるのではないでしょうか。

過労死や自殺の原因ともなる長時間労働や、先進7カ国でも最下位である労働生産性を改善させるためには、労働者ひとりひとりの業務効率化が必須となります。

人材不足によって長時間労働を余儀なくされていた企業も、RPAの導入によって単純な事務作業などを自動化し、人間はより効率的に仕事に集中することができて残業をしなくて済むようになり、問題視されていた長時間労働も解消されていくのです。

営業活動においてもAIの活用が徐々に浸透しています。
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RPA導入の4つのメリット

では、RPAを導入することによって自社には具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ロボットであることを活かしたメリットをいくつかご紹介します。

業務効率化

RPAは人間ではありません。
つまり、眠ることも風邪を引くこともなく、24時間365日稼働し続けることができるのです。

先述の通り、人間はルーチンワークや単純作業から解放されることができるため、属人的な仕事・判断が必要な仕事・コミュニケーションが必要な仕事など、より売上に繋がるような人間であるメリットを活かした仕事のみに注力することができるようになります。

例えば、請求処理や顧客情報収集などの業務をRPAが担うことで、営業担当者は顧客への訪問時間を増やすことができます。

このように業務内容によってRPAを活用することができれば、業務の効率化に繋がり、最低限の人件費で売上を拡大することが可能になるのです。

関連記事:AIを活用した営業支援ツール5選|できることやメリット・デメリットを解説

コストカット

RPAによって削減できる人件費は、なんと25~50%とも言われています。中には80%以上ものコストカットを実現した企業も。

システム化できないためにやむを得ず人間が担当していたような業務も、RPAが担当することで人件費をカットできます。
また、外部委託や派遣社員でカバーしていた業務は、RPAによって内製化することによって発注費用を削減できます。

RPA導入による費用対効果は非常に高いものとなるでしょう。

働きつづける

先述の通り、ロボットであるRPAは人間を雇用するデメリットを全てカバーできると言っても過言ではありません。
眠ることも体調を崩すことも疲れることもないので、昼夜を問わず24時間働くことができるのです。
昼と夜で業務内容を振り分けることで、プロセスの短縮化も実現できます。

また、人間の場合はせっかく研修期間などの教育時間を割いたとしても、辞めてしまってはその時間が無駄になってしまいます。
更に新しい人材が入社することで、また同じ研修期間を設ける必要も出てきます。その点、RPAは辞めることはありません。

自ら辞めるということがないため、いつまでも働きつづけてくれるのです。

関連記事:生成AIの営業活用事例10選|メリットや利用時の注意点も解説

ミスをしない

RPAはルール通りに作業してくれるので、人為的なミスを大きく削減することができます。
人の手が入る作業だとどうしても作業ミスや入力ミスが起きてしまうことがありますが、RPAはそんなヒューマンエラーも起きることはありません。

特に顧客情報のデータベースなどは少しのミスが大きな損害に繋がってしまいますが、その処理や管理をRPAが担うことで個人情報漏洩などの防止もすることができるのです。

デジタルレイバーと協業する未来

デジタルレイバーであるRPAについて、ご理解いただけましたか?

人の手では煩雑なプロセスを経て一件につき何分もかかっていたような業務を、RPAならものの数秒で実行させることができます。
Excelとソフトとクラウドサービスを横断するような処理でも、RPAならば問題なし。人間が行うPC上の作業のほとんどを行うことができるのです。

企業の成長にとって労働生産性の向上は欠かせないものですが、そのために働いてくれる人手が不足しているという状況に直面している日本。RPAはその救世主となってくれる存在となるでしょう。
高い労働生産性を維持していくためには、自動化できる作業は自動化したほうが効率的なのです。

休むことなくミスをせずに作業をこなしていくというロボットならではの属性を活かして、RPAは更に我々の仕事を充実したものにさせてくれるでしょう。
労働力として、そして仕事のパートナーとして、RPAがあなたの会社で活躍する日も近いのかもしれません。

ロボットと協業していくという近い将来を見据え、自分自身もしくは自社の業務の中でどのような工程が自動化できるのか。

そしてそのことによって人間である自分自身の働き方はどのようになるのかということを考えてみてはいかがでしょうか。

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