クラウド営業支援ツール「Senses(センシーズ)」を運営する株式会社マツリカ(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:黒佐英司)は、この度、三菱UFJキャピタルをリード投資家として、DNX ventures、Archetype ventures、いよぎんキャピタル、きらぼしキャピタル、tb innovations、Sony Innovation Fund、大分ベンチャーキャピタルを引受先とする第三者割当増資ならびに、他金融機関の融資を含めて総額約10億円の資金調達を実施したことをお知らせします。これに伴い、コーポレートリブランディングを行い、新体制で更なる事業の発展に従事いたします。
■資金調達の背景
マツリカは2016年のサービスリリース以来、クラウド営業支援ツール「Senses」を開発・運営しています。営業現場のユーザーに向き合い、価値提供することで営業業務の属人化解消と組織の働き方改革を実現してきました。そして資金調達を行った今、さらに競合他社との差異化を図り、よりSensesをご利用いただいているユーザーにご満足いただけるサービスへと発展させて参ります。具体的には、プロダクトラインナップを一新し、これまでのセールス領域に加え、マーケティング領域、BI領域、AI領域と、領域ごとにサービスを独立・強化させ、対顧客プロセスの全ての業務をカバーできる統合プラットフォームに進化させる予定です。この変更により、従来セールスとマーケティングで分断してしまっていたデータを連携することができ、誰が・いつ・どの様な経路で流入し、検討しているのかを理解した上でアポイントや商談に進むことができます。また、AI機能を取り入れることで、マーケティングからセールスまでの購買プロセスの全てを通して蓄積したデータをもとに、より効果の高い方法を分析・活用することで業務効率化が図れます。
この取り組みは、マツリカが掲げる創造性高く遊ぶように働ける環境を創るために、効率化し創造性を高めることで人々が労働から解放され、自分らしい理想を追える世界を創っていくための重要な一手となります。そのためにも、今回の資金調達により、プロダクトラインナップの一新に伴うマーケティング活動と人員拡充を行い、マツリカが目指すビジョンの実現のために精進します。
4月11日にβ版をリリースした海外で注目の新セールステック、デジタルセールスルーム領域での新規プロダクトである、オールインワン商談プラットフォーム「DealPods」も今後さらに強化して参ります。
■コーポレートリブランディングの背景
資金調達に伴いコーポレートブランディングも刷新します。
今回変更されるのは、コーポレートロゴ・ビジョン・バリューです。
・コーポレートロゴ
・ビジョン
マツリカは創業してから現在まで、メンバーが増加の一途を辿る中、この度の調達を受けさらに採用を強化していく予定です。それに伴い、メンバーが増え組織が拡大する中で、さまざまなバックグラウンドのメンバーの入社も増えていきます。その際に、価値観が散在することなく、全員が同じ方向を向いて走れるよう、このタイミングでの再構築を図りました。
■ 資金調達の概要
下記の投資家および他金融機関より、総額約10億円の資金調達を行いました。
<出資:既存投資家>
-
三菱UFJキャピタル
-
DNX ventures
-
Archetype ventures
-
いよぎんキャピタル
-
きらぼしキャピタル
<出資:新規投資家>
-
tb innovations
-
Sony Innovation Fund
-
大分ベンチャーキャピタル
■投資家からのコメント
・三菱UFJキャピタル株式会社
投資第一部 副部長 新谷圭次郎
今回の資金調達ラウンドをリードさせて頂きました。マツリカ社のSensesは継続的に改善を重ねた結果、CRM/SFAだけでなく、Marketing Automation (MA), Business Intelligence (BI), AIの機能を順次追加するなど、既に国内でも存在感のあるプラットフォームをリリースされています。この結果、あらゆる規模のお客様に満足頂けるプロダクトに成長しました。更に、DealPodsなど新しい領域のセールステックにも挑戦しており、今後益々日本の営業DXにおいて大きな役割を果たす存在になると期待しています。
・DNX ventures
Managing Partner / Head of Japan 倉林 陽
DNXはシードラウンド、シリーズA, シリーズBの過去3回のラウンドをリードし、今回のラウンドでも追加投資をさせて頂きました。その間マツリカは、競争の激しい市場において、着実にプロダクトの提供価値を拡大し、成長率を加速させ続けてきました。創業時の黒佐社長のビジョンの実現に向け、今後もプロダクトを更に進化させ、事業拡大につなげることを期待しています。DNXも気持ち新たに、より一層の支援をさせていただきます。
HP:https://www.dnx.vc/jpfund/top
・Archetype ventures
Managing Partner 福井 俊平
一番最初のファイナンスから始まり、今回3回目のご出資をさせて頂くことになり大変嬉しく思っております。これまでご一緒する中で、コロナで働き方が大きく変わったことなどを始め様々な環境の変化がありましたが、その都度環境変化に適応しながら ”創造性高く遊ぶように働ける環境を創る”というミッションのもと、世界中でどこにでもあり無くなることのない”営業”という重要な役割を支援し続けている経営陣を始めとしたチームの皆さんを大変心強く思っております。データを活用した成果の最大化、自動化に向けたプロダクトの更なる進化は寧ろここからが本丸だと思っており、今後の長期的な成長に期待しています。
・いよぎんキャピタル株式会社
投資部長 徳永邦彦
2019年のSeries Bラウンドで初めて投資させていただいて以来、マツリカが提供する「Senses」はコロナ禍の影響を物ともせず、力強く数字を伸ばしており、企業としての逞しさも見違えるように成長しています。その成長を支えるのは、「現場重視」にこだわるプロダクト開発の明解さと一貫性だと感じています。当社は、本資金調達をステップにして一層の飛躍を目指すマツリカを引き続き支援していきます!
HP:https://www.iyo-capital.co.jp/
・きらぼしキャピタル株式会社
ベンチャービジネスユニット マネージャー 桝田 竣
今回追加でご支援させていただけたこと大変嬉しく思います。Sensesは弊社でも導入しており、ユーザーとして日々プロダクトに磨きがかかっていることを実感しております。結果としてスタートアップから大企業まで多くの企業様に選ばれ、順調な成長に繋がっていると思います。SFAを切り口に対顧客プロセスの統合プラットフォーマーとしての地位確立を大いに期待しております。
HP:https://kiraboshi-capital.co.jp/
・株式会社tb innovations
代表取締役社長 高 賢敃 (東京貿易CVC)
労働生産性の向上は会社の規模を問わず喫緊の課題となっております。マツリカは常に現場ファーストで顧客に向き合い営業の生産性向上に貢献してまいりました。現在ではマーケティング領域、BI領域、AI領域にサービスの幅を広げており、今後それぞれのサービスが有機的に連携することで、顧客に対し今まで以上の価値が提供できるものと確信しております。東京貿易グループはマツリカの成長ジャーニーを全力でサポートしてまいります。
HP:https://www.tokyo-boeki.co.jp/
・ソニーベンチャーズ株式会社
代表取締役社長 土川 元 様
マツリカの「Senses」は、営業担当者に寄り添ったユーザビリティの高いプロダクトです。今後も拡大が見込まれるSFA/CRM市場において、導入各社の案件管理の高度化と売上向上へ大いに貢献することが期待されます。弊社としても様々な方法で同社の事業成長を支援していきます。
HP:https://www.sonyinnovationfund.com/jp/
・大分ベンチャーキャピタル株式会社
代表取締役 渡邉 剛之(ワタナベ タケシ)
Sensesは、実際に利用する営業現場から高い評価を受けており、SFAの要点のひとつである「データ蓄積」が容易と認識しています。データ蓄積はその後のデータ分析・活用の基盤であり、その点が競争の激しいSFA業界において当社の強みであると考えます。労働力不足・IT人材不足が深刻化する中、地方の中小企業から大企業まで幅広い企業にとって必要なツールであると確信しており、大分VCも営業展開をサポートしていく所存です。
■会社概要
「創造性高く遊ぶように働ける環境を創る」をビジョンに掲げるマツリカは、人とテクノロジーの力を掛け合わせることで、もっと自由で、もっと創造的で、充実したワークライフをこの世の中に生み出していきます。現在は、属人化の解消が急務である営業現場のユーザーに向き合い、クラウド営業支援ツール「Senses」およびデジタルセールスルーム「DealPods」を開発・提供しています。
・社 名:株式会社マツリカ(https://mazrica.com)
・本 社:東京都千代田区神田錦町2−2−1 KANDA SQUARE 11F WeWork内
・代表者:代表取締役CEO 黒佐英司
・設 立:2015年4月30日
・事業内容:クラウド営業支援ツールSensesの運営、DealPodsの運営、営業活動におけるコンサルティング業務、その他インターネットインフラ事業の開発・運営